2017年11月3日金曜日

(ネタバレ注意)本能寺ホテル@JFF2017日本映画祭

国際交流基金協賛のJFF2017、日本映画祭がやってるので、以前日本で公開されたとき見たかったけど見損ねていた本能寺ホテルを見に来た。
最初にインドネシア人の女性司会者の挨拶があり(インドネシア語なのでさっぱりわからず)、会場の1人が、たぶん一番早く手を上げたひと?(ワンツースリー!とかやってたから多分)が何かプレゼントをもらっていたりした。

以下内容にはネタバレが含まれます

万城目学さんの作品はテレビドラマの「鹿男あをによし」ではまり、万城目ファンの友人に勧められた鴨川ホルモーを機内で見て笑い苦しんでから、本は読んだことがないのだがすっかり好きになった。
プリンセストヨトミはいまいちだったなーと思ったが、本能寺ホテルも見たかったので機会ができてよかった。

と、思っていたらどうやら本能寺ホテルは万城目さんの作品ではないようだ。ググるといろいろあったようで、真実はよくわからないが、とりあえず映画としてはすーごくおもしろかった。

綾瀬はるかもかわいいし、おとぼけ演技がうまいし、堤真一が演じる織田信長も、綾瀬はるかに戦火の真っ最中の本能寺に助けに行かなきゃ、と思わせるくらいかっこいい。

そーんなに出番の多くない高嶋政伸も信長への恨みを持った目の演技が印象的だったし、森欄丸役の濱田岳も最初コミカルなのに、最後覚悟を決めたときは非常にかっこよく、役者ってすごいなーと思わせる映画で一人一人の演技が生きていたと思う。

現代の方の風間杜夫、近藤正臣、彼役の平山浩行もよかったし、京都の景色もよくて京都に行きたくなった。

最後、結婚に迷ってる風の綾瀬はるかに対して婚約を白紙に戻そうと言った彼はかっこよかったが、迷ってる原因を好きなやつがいるんだろ?という理由だと思ってるところがちょっと浅いなと感じた。

会社が倒産して職を失って自分が何をしたいかわからない霧の中にいる最中に落ちてきた結婚話に簡単に乗っていいのか、というわずかな疑問があった時に織田信長という、いろんな意味でパワーのある人間と接したことでその影響をうけ、刺激され、多少心酔したことで、その疑問が大きくなっただけで、彼より信長に惚れたから結婚を迷ったわけではないと思うけどなーと感じた。

あと結婚したからって自分の人生が歩めなくなるわけではないのだから、最後は歴史の教師になりたいというものを見つけたようだし、それは結婚して得られなくなることではないのになと思った。両方ゲットする欲がなかったのか、やっぱり結婚するほど好きじゃなかったのか?

途中、織田信長が京都の町を綾瀬はるかに案内するシーンがあるが、江戸時代の京都の町並み、バラックのような民家と沢山の人達の景色が若干ジャカルタの景色と被った。

織田信長は最後、綾瀬はるかが現代から持ってきて落としていった縁結びの宣伝チラシにの写真の人達を見て未来が楽しく平和であることを知って安心して死ぬのだが、そのチラシは最初のシーンで、チラシ配りのお兄さん(加藤諒)が若い女の子たちに配って「なにこれ、ださーい」と言われて捨てられていたチラシで、加藤諒が悲しい顔をしていたけど綾瀬はるかはそれを受け取ってくれて少し笑顔になるというシーンに使われていたチラシだった。

私ならラストシーンは綾瀬はるかが再び京都を歩いているときにまたチラシ配りをしている加藤諒に偶然会い、「織田信長がこれを見て未来が安泰だと安心して次の世代に託そうと決心したんだよ」と言わせ、彼に不思議な顔をさせるシーンを作るかなー。

実際そういうシーンが出てくるかと思っていた。だってそんな端役に加藤諒使うくらいだから。でも外れたようだ。

最後にこんなアンケートが。
ちぎって答える方式で筆記用具がいらない。なかなかのアイデアだな


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